Instance Store/ EBS

概要

・EC2から見たストレージ分類全体4つ
・Instance StoreとEBSとの違い
耐久性、起動、シーン、ライフサイクル(停止・起動/ 再起動)、別のインスタンスへの付け替え、
ストレージ数の変更、ストレージサイズの変更、共有、
・Instance Store デバイス名(スワップ領域)
・Instance Store AMI化
・Instance Store CloudWtachの監視(EBSの場合)
・Instance Store 信頼性を上げるために
・Instance Store インスタンスタイプ
・EBS スナップショットで使える機能、共有範囲
・EBS Provisioned IOPSとは、使い方の注意点

 


詳細

■EC2から見たストレージ分類全体
Instance Store
・実態はEphemeral Disk
・EC2へマウントされる
・揮発性(一時ディスク)
・EC2インスタンスタイプにより、サイズ・個数・HDD/SSDが決まる

EBS Standard
・非揮発性(永続化)
・EC2にアタッチして使用

EBS Provisioned IOPS
・非揮発性(永続化)
・IOPSが指定可能(100~4000)
・EC2にアタッチして使用

S3, Glacier
・非揮発性(永続化)
・Web型のオブジェクトストレージ
・Storage Gatewayで接続

 

■Instance StoreとEBSの利用手段

インスタンスストアをOSルート領域として利用

・EBSをOSルート領域として使う→ EBS-Backedインスタンス

・Instance StoreをOSルート領として使う→ Instance Store-Backed インスタンス


■Instance StoreとEBSの違い
耐久性
・IS- 単一AZで冗長化
・EBS- 冗長化なし

起動
・EBSの方が早い

シーン
・IS- データ計算用、キャッシュ、開発用のコードなど一時ファイル
・EBS- OSブートディスク、APPなど、永続性が必要なデータファイル

ライフサイクル(停止・起動)
・IS- ストレージ自体消える
・EBS-
・ホストPC- 新しいPCで起動
・プライベートIP- 保持(Classicは削除)
・パブリックIP- 新しいIP
・EIP- 保持(Classicは削除)
・(EBS)ボリューム(データボリュームのこと)- 削除
・ルートボリューム(OSを稼働させるためのボリューム)- 保持
・請求- 停止でストップ、起動で再開

ライフサイクル(再起動)
・IS- すべて変更なし
・EBS- すべて変更なし

別のEC2インスタンスへ付け替え
・IS- できない
・EBS- できる

ストレージの数の変更
・IS- できないが、一度デタッチして、複数のISをアタッチしなおすことはできる
・EBS- できる

ストレージサイズの変更
・IS- できないが、一度デタッチして、複数のISをアタッチしなおして、ストライプすることはできる
・EBS- できる(1GB~1TB)

共有
・複数のEC2インスタンス→ ISやEBSのアタッチは不可
・複数のISやEBS→ EC2インスタンスのアタッチは可
・アタッチできる数の上限はインスタンスタイプに依存

■Instance Store 詳細
バイス
・/dev/sda1
・/dev/xvda1
・/dev/xvde1
スワップ領域 /dev/xvda3

AMI化
・設定 Create Image
・EBSと違い、データは保持されない

Cloudwatchの監視
・EC2インスタンスのDiskMetricを参照
・複数のEphemeral Diskを利用している場合は、合計値が表示される
(EBSの場合は、ボリュームごと)

信頼性を上げるために
冗長化の設定を行う
・S3にバックアップを保管(バックアップはrsyncコマンドでとる)

■Instance Storeのインスタンスタイプ
HS1インスタンス
・hs1.9xlarge
・大容量ストレージ
・大容量のHDDを内蔵している
・48TBのデータ格納が可能

HI1インスタンス
・hi1.4large
・高速ファイルIO
・高速SSDを内蔵している

■EBS 詳細
S3スナップショット
・世代管理機能が使える
・他のアカウントと共有可能
・他のAZと共有可能
・スナップショットコピーを使えば、他のリージョンと共有可能

■EBS Provisioned IOPS詳細
・高速IOを安定して実現
・EBS-Optimized(最適化)インスタンス使用が前提
・EBS-Optimized(最適化)インスタンス:EC2インスタンスとEBSを専用帯域で接続するやり方

 

■EFS

・EBS同様にEC2インスタンスにアタッチして利用

・接続台数が複数をサポート

・データベース、ファイルサーバとして使える

・自動でボリューム拡張が可能

・バックアップ機能(スナップショットみたいな)がない

 

 

 

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ボリュームとは:論理的な外部記憶装置(HDD, SDDストレージなど)。パーティションに分けられたストレージの単位。
ルートディスク:仮想マシン作成と同時に作成され、OSが稼働するディスク領域
データディスク:仮想マシンにストレージデバイスとしてアタッチして、仮想マシンのデータ保存領域として利用