Storage Gateway
概要
・ストレージプラットフォーム3種類にはそもそもどのようなものか、
AWSストレージデータでいうと何に当てはまるか
(プロトコル・扱う対象データ・管理単位)
・VTLは何か
・Storage Gatewayでつなげるストレージは何か
活用領域3種類は?
ゲートウェイ3種類とその利用シーンは?
詳細
■ ストレージプラットフォーム
・ブロックストレージ
・構成化データのみ扱う
・ボリューム単位 ストレージをブロック単位で分割
・プロトコル iSCSI, FC(ファイバーチャネル)
・ファイルストレージ
・構成データのみ扱う
・UNIX, Windowsで使われるようになった
・論理ボリュームをディレクトリで階層化する。ディレクトリをブロックに分けて分割・保存する
・プロトコル NFS, CIFS
・オブジェクト
・非構成データを「オブジェクト」として扱う
・オブジェクトIDにデータをぶら下げて、オブジェクトIDでアクセスするとデータが抽出できる
・プロトコル HTTP(クラウドサービスで活用できる)
■ AWSのオブジェクトストレージ
・ブロックストレージ→ EBS, InstanceStore
・ファイルストレージ→ EFS
・オブジェクトストレージ→ S3, Glacier
■ ストレージデータのトランスレータ
・Direct Connect
・AWS側をVGW(バーチャルプライベートゲートウェイ)でつなぎ、AWSとオンプレサーバをプライベート環境で接続できる
・地理的に最も近いAWSのリージョン内のすべてのAZへの接続を許可
・オンプレ側は"専用線で"つなぐ
・AWS Snowball
・オンプレのデータをプライベート環境で輸送する
・ベタバイト単位の大規模データを扱う
・暗号化サポート
・Kinesis
・ストリーミングデータ(音楽動画)の取得・処理
・Storage Gateway
・AWSとオンプレを様々なプロトコルで接続
・プロトコル NFS, iSCSI, VTL
・様々なデータの連携
■ VTL
・iSCSI仮想テープライブラリ(Virtual Tape Library)
・古いストレージプロトコルで、使い慣れている人が多い
・オフラインで接続可能
■ Storage Gatewayでつなげるストレージ
・S3, Glacier
■ 活用領域
・バックアップ
・コスト効率高、アーカイブバックアップ、災害対策
・ワークロード
・ビックデータ処理、クラウドバースティング、移行のためにデータを一時移動
・仮想化クラウドストレージ
・オンプレで簡単にS3をストレージとして活用
■ ファイルゲートウェイ
・Windows, Linuxのコンピューティングリソースなどのファイルデータを格納するバックエンドストレージ
・S3のオブジェクトでデータ保管、NFSで共有
■ ファイルゲートウェイ 利用シーン
・S3上でビックデータ処理
・サービスをクラウド(AWS)ヘ移行
■ ボリュームゲートウェイ
・オンプレ環境のディスクデータをまるごとS3に格納
・SGW経由でスナップショットをとり、バックアップをとる
・物理バックアップ的なイメージ
■ ボリュームゲートウェイ 利用シーン
・Disaster Recoveryを実現
・リストアする際にS3に保存してあるデータを利用する
・復旧する際にS3に保存してあるデータを利用する
■ テープゲートウェイ
・ファイルゲートウェイ同様、物理テープライブラリの代替としてSGWを機能させる